前回、歯がしみる原因として、知覚過敏をお伝えしましたが、今回は、
それ以外の原因、虫歯や歯の破折、かみ合わせなどの治療が必要な原因をお伝えします。
①虫歯…
虫歯は、虫歯菌が作り出す酸が歯を溶かし進行するにつれ、その部分からしみる症状を起こします。
まずは、冷たいものや甘いものがしみて、だんだんと温かいものがしみるようになり、
治療をしなければ症状はだんだんと悪化していきます。
②歯の破折…
歯にヒビが入っていたり、欠けているとその部分からしみることがあります。
見た目にも欠けている場合は自分で原因もわかりやすいのですが、ヒビの場合は、
歯ぐきも下がっておらず健全な歯のように見えることが多いため、しっかりと検査をする必要があります。
③くさび状欠損…
かみ合わせが悪かったり、歯ぎしりやくいしばりの癖があると、特定の歯に力がかかり続け、歯の根元
(歯のエナメル質と象牙質の境目付近)がえぐれたように削れてしまうことがあります。
これをくさび状欠損といい、歯がしみる原因となるだけでなく見た目にも影響します。
さらに何年も力がかかり続けると、えぐれた部分が大きくなり歯が折れてしまうこともあります。
以上、歯がしみる主な原因をお伝え致しました。もし、歯がしみるな…と思われたら、さまざまな原因が考えられるので、自己判断ぜず、一度、歯医者さんで診てもらいましょう!