2022年4月20日水曜日

歯がしみる原因とは?! 2

前回、歯がしみる原因として、知覚過敏をお伝えしましたが、今回は、 それ以外の原因、虫歯や歯の破折、かみ合わせなどの治療が必要な原因をお伝えします。 ①虫歯… 虫歯は、虫歯菌が作り出す酸が歯を溶かし進行するにつれ、その部分からしみる症状を起こします。 まずは、冷たいものや甘いものがしみて、だんだんと温かいものがしみるようになり、 治療をしなければ症状はだんだんと悪化していきます。
②歯の破折… 歯にヒビが入っていたり、欠けているとその部分からしみることがあります。 見た目にも欠けている場合は自分で原因もわかりやすいのですが、ヒビの場合は、 歯ぐきも下がっておらず健全な歯のように見えることが多いため、しっかりと検査をする必要があります。
③くさび状欠損… かみ合わせが悪かったり、歯ぎしりやくいしばりの癖があると、特定の歯に力がかかり続け、歯の根元 (歯のエナメル質と象牙質の境目付近)がえぐれたように削れてしまうことがあります。 これをくさび状欠損といい、歯がしみる原因となるだけでなく見た目にも影響します。 さらに何年も力がかかり続けると、えぐれた部分が大きくなり歯が折れてしまうこともあります。
以上、歯がしみる主な原因をお伝え致しました。もし、歯がしみるな…と思われたら、さまざまな原因が考えられるので、自己判断ぜず、一度、歯医者さんで診てもらいましょう!

2022年4月18日月曜日

子どもの口腔ケアについて 2

今回も、前回に引き続き、子供の口腔ケアについて、ご紹介したいと思います。

前回、乳歯の歯を守ることは、その後の永久歯を守ることにつながることを説明させて頂きま

したが、実は!!、生まれたての永久歯は、虫歯になりやすいことをご存じでしょうか。


 乳歯は6歳前後になると永久歯へと生え変わりが始まります。

一見、丈夫に見える永久歯ですが、実は、生えてから2~3年は、未成熟で、虫歯になりやす

く、いったん虫歯になると進行が早いのが特徴です。

 生えたばかりの永久歯の表面は、結晶構造が未成熟で、凹凸があり、食べ物のカスや虫歯の

原因菌が残りやすく、酸にも弱いんです。

2~3年で永久歯は成熟し、表面も虫歯の原因菌や酸などにも強いエナメル質で覆われて

なめらかになっていきます。

生え始めから2~3年は要注意ですね!!



参考:『小児期ケア・患者様用リーフレットRX』

2022年4月13日水曜日

歯がしみる原因とは??

こんにちは!今回は、歯がしみる原因について、お伝えしたいと思います。 冷たい物や熱い物を飲んだり食べたりしたとき、冷たい風が当たった時、歯みがきのときなどに 歯がしみた経験のある方も多いと思います。 そのような場合の多くは、知覚過敏が原因ですが、むし歯や歯の破折、かみ合わせなどが原因で歯がしみる場合は 治療が必要となります。 知覚過敏とは 知覚過敏は多くの場合、歯周病や間違った歯磨き、加齢などにより歯ぐきが下がり、歯の根っこの部分が露出することにより起こります。 知覚過敏は自然に落ち着くこともありますが、症状が続く場合は、他のことが原因になっている可能性もあるので一度受診しましょう。 知覚過敏以外で、歯がしみる主な原因は、①虫歯 ②歯の破折 ③くさび状欠損・・・。 次回は、知覚過敏以外の歯がしみる主な原因について、詳しくお伝えしますね!

2022年4月8日金曜日

子どもの口腔ケアについて

今回は、子供の口腔ケアについて取り上げてみます。

特に、乳歯の段階での口腔ケアは、その後、生えてくる永久歯にも影響を与えるので、とて

も大切です。

乳歯を守ることは、将来の歯並びを守ることに

つながるのです。

 2歳から2歳半で完成する乳歯列は、その後に生えてくる

永久歯のスペースを確保しています。乳歯が虫歯になり、

早い段階で抜けてしまうと、お口の一番奥に生えてくる最初の

永久歯(5、6歳頃に生えてくるので6歳臼歯と呼ばれます)

が傾いて生えてしまい、ほかの永久歯の生えてくる場所を圧迫し、結果、歯並びを悪くする

原因になるのです。

そこで…、甘い物を食べた後や、夜寝る前に、しっかりとブラッシングをすることは大事

ですが、むし歯予防にその有効性が認められるフッ素を使用していくと良いでしょう。

歯科医院での定期的なフッ化物塗布や、フッ化物が配合された歯磨剤による日常的な

ブラッシングをすることで、乳歯も、生え変わる永久歯も、虫歯から守りましょう。


参考:『小児期ケア・患者様用リーフレットRX』