歯周病とは、ひと言でいうと、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。
歯ぐき(歯肉)の内側は普段見ることは出来ませんが、歯の根の表面にあるセメント質と歯槽骨との間に歯根膜という線維が繋がっていて、歯が骨から抜け落ちないようにしっかりと支えています。
むし歯は歯そのものが壊されていく病気ですが、歯周病はこれらの組織が壊され、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。
日本人の40歳以上の約8割がこの病気に罹っています。
日々の生活習慣がこの病気になる危険性を高めることから、生活習慣病のひとつに数えられています。
今回はそんな歯周病の治療の流れについて5回に分けて書いていきます。
①症状の検査
歯垢(プラーク)の付着確認を行います。
プローブと呼ばれる器具を用いて、歯と歯茎の間の「歯周ポケット」と呼ばれる深さ、 出血の有無、歯のぐらつき(動揺)を測り、歯肉炎、歯周病の状態を検査します。
歯周ポケット3~5㍉ 軽度の歯周病
歯周ポケット4~7㍉ 中度の歯周病
歯周ポケット6㍉以上 重度の歯周病
②応急処置
歯周病の症状がとても悪く、痛みや腫れが出ている場合、応急処置を行います。
膿が溜まっている場合は、歯ぐきを切開し出してしまいます。
次回に続きます(^_^)
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