2019年5月27日月曜日

歯周病と認知症

歯周病が深刻な病気をもたらすと言わてれおり、認知症とも深く関係しています。

 認知症とは、ちょっとした物忘れから始まって、日付を間違えたり、場所や人、時間を覚えられなくなったり、さらには妄想まで現れてしまうといった脳の病気です。
 誰しもが予防したい病気ですが、歯周病を防ぐことは、認知症を予防することにもつながります。
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歯周病対策で脳卒中を防ぐことが認知症を減らす

 認知症には、脳血管性とアルツハイマー型の2種類があります。脳血管性認知症の原因は脳卒中です。脳卒中は、動脈硬化が脳の血管でおこるものですから、予防には動脈国化を防ぐことが大切なポイントです。歯周病菌が動脈硬化を促進しますので、歯周病を防いで動脈硬化のリスクを減らすことが、脳血管性の認知症のリスクを減らすことになります。

アルツハイマー型にも歯周病が関係

 アルツハイマー型認知症は、脳に萎縮が見られるのが特徴の病気です。CI(コンピューター断層撮影)画像検査での調査で、残っている歯が少ない人ほど脳の萎縮が進んでいたという報告があります。さらに、アルツハイマー型認知症の人のほうが、健康な人より残っている歯が少なかったのです。

          「残存歯数とアルツハイマー型認知症の関係」の画像検索結果

噛むことが脳を活性化することもわかってきています。噛むことで刺激が歯根膜から脳へ伝わり、アセチルコリン(学習能力に深く関わる伝達物質)を増やすというものです。この伝達物質の量が減るとアルツハイマー型認知症を引きおこす原因になると考えられています。
 歯周病を予防して歯を保つことは、アルツハイマー型認知症を防ぐことにも影響しています。


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2019年5月18日土曜日

肺炎をおこす歯周病菌

歯周病が深刻な病気をもたらすことも
肺炎は死に至る病気です

 高齢者がなくなる原因として、もっとも多いのが肺炎です。
その中でも、多くを占めるといわれているのが、食べ物や唾液が誤って肺に入っておこる「誤嚥性肺炎」です。これも歯周病菌が大きな原因となっています。

肺炎をおこす歯周病菌
 肺炎は、肺にウイルスや細菌などの感染して肺に炎症が起きる病気です。「誤嚥性肺炎」とは、食べ物や唾液が誤って肺に流れ込むことで、口の中の細菌によっておこる肺炎をいいます。高齢者・寝たきりの人や、脳卒中の後遺症などで飲み込む力が衰えている人に多く発生しています。誤嚥性肺炎をおこした人から、歯周病菌が多く見つかるため、歯周病菌は誤嚥性肺炎の重大な原因の一つと考えられています。
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