10月に入って少し寒くなってきましたね。
気温が下がると空気や水の温度も下がり、歯の知覚過敏を感じることもあります。対処方法として・・・
☆軽症な場合☆
丁寧な歯磨き
露出した歯根の表面に着いたプラークを丁寧に落とします。この時決して力を入れてゴシゴシしないことです。歯根は歯の頭に比べて柔らかいので力を入れて磨くとかえって歯根を削ってしまう結果となります。やさしく小さな動きで丁寧に磨いてください。歯根を削る危険を避けるため歯磨き剤は研磨剤無配合のものをおすすめします。
知覚過敏防止歯磨き剤を使う
歯根の表面に開いた象牙細管の穴を塞いで刺激が伝わりにくくなる成分が含まれている歯磨き剤を使いながら歯ブラシでそっと磨くようにすると1-2週間で症状が改善することがあります。効果はゆっくりですがフッ素を利用して歯根の石灰化を促進して症状の軽減を期待することもあります。
☆やや重症な場合☆
歯根の表面をコーティング
露出した歯根の表面に一層の膜を貼って刺激を伝えにくくします。これは長期間の耐久性はありませんが、丁寧に歯磨きをしているうちに象牙細管の穴がふさがって凍みなくなることが期待できます。
☆ちょっと重症☆
歯根のくびれを埋める
歯根のくびれが大きい場合はセメントやレジンという樹脂で埋めて、刺激を遮断する治療を行います。
☆重症☆
歯の神経を取って凍みなくする
症状が全く改善しない場合、最後の手段として歯の神経を取ってしみなくします。
放っておくと症状がひどくなることがありますので、気づいたらぜひ歯科医院でご相談ください。
凍みるというのは歯が教えてくれるサインです。また当院では知覚過敏を抑制する歯磨剤(シュミテクト)のサンプルをご提供しております。
お気軽にお問い合わせください。